胃腸を東洋医学でケアする方法

   

なかなか良くならない胃腸の調子。東洋医学でじっくりケアしていく方法をご紹介します。胃腸の調子が悪くて通常の内科や消化器科を受診すると、必ずといっていいほど消化剤や整腸剤を渡されておしまい。ひどい場合はピロリ菌の検査をして駆除。でもそれでもなかなか思ったように健康になれないんですね。

 

私も胃腸が弱く、胃腸薬や整腸剤のお世話になってきましたが、病院通いが嫌になってしまい、どうにか元気になれないものかと本を読み漁っていると、東洋医学や食養生にたどり着きました。東洋医学の漢方や毎日の食事で体を養生する方法は私の体質にあっていて、胃腸の調子も整い、食べる事が楽しくなり体重も増えて、すっかりと健康になりました。

 

胃腸の状態を診断するのは漢方内科の先生にお任せするとして、私は食養生として、胃腸を強化する薬膳をご紹介したいと思います。毎日できる事から少しずつ取り入れてみてくださいね。体はしっかりと反応してくれます!

 

胃腸を強化する薬膳

東洋医学の考えの基本に、陰と陽があります。陰はカサカサで冷たいイメージ。陽はジメジメで熱いイメージです。どちらに傾いても健康ではないため、東洋医学は両極のバランスをとっても大切にします。

 

陰が強ければ冷えて関節が痛くなる・・・と冷えた状態が想像できるので、温めたら良いんじゃない?と単純に思えそうですが、陽に傾くと体に熱がこもり、吹き出物や膿みの症状が現れます。バランスが大切なんですね。

 

陰陽の両極があり、自然界を5行に分類する考え方があります。木、火、土、金、水です。

 

1.木は肝

胆・酸・春

のびのび成長する木のイメージ

 

2.火は心

小腸・苦・夏

上昇する、温める火のイメージ

 

3.脾は土

胃・甘・梅雨

物を育てて、留める土のイメージ

 

4.肺は金

大腸・辛・秋

変化して固まる金属のイメージ

 

5.腎は水

膀胱・塩辛い・冬

下に流れる冷やす水のイメージ

 

1→2→3→4→5→1と性質が促進されます。

1→3, 3→5, 5→2, 2→4,4→1と性質が抑制されます。

 

五行はの分類

五臓(肝・心・脾・肺・腎)

五味(酸・苦・甘・辛・しよっぱい)

季節(春・夏・梅雨・秋・冬)

 

五臓の役割

気や血の流れをコントロールする。

五臓をコントロールする。

消化吸収機能をコントロールする。

呼吸機能をコントロールする。

体内の水分代謝などコントロールする。

 

五味の作用・働き・過食すると・・・

酸味

作用:収斂・固渋

下痢や咳を止める。精神の緊張を和らげる。

働き:肝の働きを促進→消化を助ける

過食すると:食欲が落ちる。体が硬くなる。

 

苦味

作用:燥湿・瀉下

解熱作用。湿を除く。排便を促す。

働き:心の働きを促進→血流がよくなる。

過食すると:肌が乾燥する。冷えやすくなる。

 

甘味

作用:補養・緩和

食欲増進、痙攣の改善、解毒作用。

働き:脾の働きを促進→消化吸収、老廃物の排出。

過食すると:骨が弱くなる。抜け毛が多くなる。

 

辛味

作用:燥湿発散・行気

気の巡りを活発にして、機能を促進。発汗作用。

働き:肺の働きを促進→呼吸、全身の水分調整。

過食すると:興奮する。冷えやすくなる。

 

しょっぱい味

作用:軟堅・散結・潤下

塊を柔らかくする。便秘や腫れ物改善。

働き:腎の働きを促進→水分の代謝と貯蔵。

過食すると:血がどろどろに。血圧が上がる。

 

健康な人は五味をバランスよく摂る事で健康を維持する事が可能です!しかし胃腸に元気が無い場合は、脾が弱っていると考えられます。(ひ弱のひ、です!)脾を補う食材で元気を出しましょう。

 

胃腸を補う「脾」の薬膳は?

脾を元気にする事で、胃腸の働きが高まり消化吸収がスムーズに行えるので、気のエネルギーが充実して健康体になれます。補気、健脾とかって言います。

 

穀物:米、もち米、あわ

きのこ:しいたけ、しめじ、まいたけ

野菜根菜:じゃがいも、やまいも、かぼちゃ、さつまいも、キャベツ

豆:ささげ、大豆

木の実:栗、ナツメ、蓮の実、

肉魚:鶏肉、さば、にしん、かつお、しゃけ、ぶり

薬味、ハーブ:シソ、チンピ、ショウガ、香菜、タイム

 

どれも身近で普段から食べなれているものですね。韓国の夏の補養食であるサムゲタンなんかも良いですね。レトルトで1,000円くらいで手に入るので、脾のパワーを補いたい時は食べてみてください。また、胃腸に負担のならない程度の香辛料も有効です。少量のキムチとサムゲタンなんて最高の組み合わせ!

 

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